眼科項目


糖尿病の眼底検査
高血圧の眼底検査
コンタクトレンズ処方
白内障
緑内障
飛蚊症
ドライアイ
眼精疲労
子どもの近視
花粉症
 

 


糖尿病の眼底検査

糖尿病網膜症    <日本における中途失明の原因疾患の第一位>

糖尿病網膜症とは、糖尿病の方に起きる眼の病気です。眼の奥(眼底)の血管が、もろくなるため、血管が破れて出血し、周囲の組織に障害がおきます。 
糖尿病網膜症の初期は自覚症状がないことが特徴で、実際に視力低下の自覚症状が出た時には、進行していることもあり、視力回復が難しい場合もあります。 
自覚症状がないからといって安心せず、糖尿病と診断されたら、定期的に眼底検査をすることが大事です。早期発見、早期治療をすれば視力低下、失明という事態を免れることができます。

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高血圧の眼底検査

高血圧網膜症

日本の高血圧患者数は2,000万とも3,000万ともいわれております。
自覚症状がほとんどないまま、徐々に血管をむしばんで、ついには脳卒中や心筋梗塞などの、恐ろしい病気を引き起こしたりします。そして、「高血圧網膜症」という眼の病気も合併します。

高血圧の眼底検査はふたつの目的から行われます。
ひとつは高血圧網膜症の早期発見。高血圧網膜症は、全くといってよいほど自覚症状を伴わずに進行し、いったん視力障害が起きると回復はかなり困難です。眼底検査で早いうちに異常を発見できれば、視力障害の発生を未然に防げます。
もうひとつの目的は、網膜症以外の高血圧合併症の危険の予測です。眼底は人体で唯−血管の状態を直接肉眼で観察できるポイントです。眼底の血管に異常が起きていれば、眼底以外の血管も同じように高血圧の影響が現れている可能性が高いと考えられます。網膜血管の変化のレベルと脳梗塞や心筋梗塞の発作の発生率には深い関連があり、その予防に役立ちます。 

◎人間ドッグで高血圧眼底または動脈硬化症を指摘された方 
当院では、精密眼底検査をし、動脈硬化の原因を精査(血圧測定、血液検査、心電図、胸部レントゲン)することができます。現在、高血圧などで加療中の方は、血圧のコントロールが適当であるかアドバイスいたします。

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コンタクトレンズ処方

コンタクトレンズは、高度管理医療機器です。 
コンタクトレンズは、私たちに快適な生活をもたらしてくれる非常に便利な道具であると同時に使い方を誤ると、眼病を発症する恐れがあります。 
必ず、眼科医に相談し、検査、処方を受けてお求めください。
◎眼科担当医師 水曜日午後:佐藤景子、第1.3.5金曜午前:諸井遥

<コンタクトレンズ検査料について>※令和6年6月現在

 

点数

自己負担金

初診料

291点

873円(3割)

再診療

75点

225円(3割)

コンタクトレンズ検査料1

200点

600円(3割)

※過去にコンタクトレンズ検査で受診された方は再診料が適応されます。

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白内障

眼球をカメラにたとえるとレンズに相当するものが水晶体です。水晶体は光を屈折する機能とピントを調節する機能を持っています。水晶体は加齢とともに少しずつ混濁してきます、この水晶体の混濁した状態が白内障です。髪の毛に「しらが」がでてくるのと同様の加齢現象と考えていいでしょう。眼科では白内障を予防するお薬を処方しますが、進行した白内障では手術が必要になります。 
白内障が進行してくるとだんだんものがかすんで見えるようになります。白内障による視力低下はメガネなどで矯正できるものではありません。視力が低下して、日常生活に支障がでるようでしたら、手術を受ける必要があります。「いつごろ手術を受けたら良いですか?」という質問をよくされますが、ひとつの目安として矯正視力が0.7以下になったらそろそろ手術を考えましょうとアドバイスしています。ただし、視力の数字と自覚的な見づらさは必ずしも相関しませんので、生活に支障がなければ急いで手術を受ける必要はありません。

◎白内障手術が必要な患者さんに対しては、手術施設を紹介しています。

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緑内障

緑内障は目の中の神経(視神経)が障害を受けて、徐々に見える範囲(視野)がせまくなっていく病気です。従来は目の中の圧(眼圧)が高いことが原因と考えられていましたが、最近では眼圧が正常でも緑内障になってしまう正常眼圧緑内障が非常に多いことがわかってきました。 近年、日本人を対象にして行われた疫学調査の結果では、<40歳以上の日本人の17人にひとりは緑内障である>という、驚くべき実態が明らかにされました。また、特に日本人では、眼圧が正常範囲の正常眼圧緑内障の頻度が諸外国に比べて、極めて高いことが明らかになりました。また、一方で緑内障の患者さんのうち約8割が治療を受けていないというのが現状です。これは、初期の緑内障では自覚症状がまったく無いために緑内障になっても気が付かないこと、また日本人では正常眼圧緑内障が多いために、人間ドックなどで眼圧のみのスクリーニングからもれてしまっている可能性が考えられます。緑内障は日本人の中途失明の主要な原因のひとつであり、早期発見早期治療によって悪化を防ぐことができますので、
40歳を過ぎたら一度は眼科検診を受けられることをお勧めします。

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飛蚊症

白い壁や空などを見たときに、虫のような黒い点や糸くず状のものが見えて、視線を動かすと、それらがゆっくり漂うように見える現象です。眼球の中央部には硝子体という透明なゼリー状の物質がつまっています。この硝子体が完全に透明であれば、このような症状はあらわれませんが、何らかの原因によって硝子体の一部に小さな混濁が生じるとその混濁部の影が網膜に映ることによって飛蚊症が出現します。 
<飛蚊症を起こす原因疾患>
後部硝子体剥離、硝子体出血、ぶどう膜炎、網膜裂孔、網膜剥離など 

まったく病気が無い状態で出現する飛蚊症を生理的飛蚊症と呼びます。飛蚊症の原因が網膜に穴のあいている網膜裂孔の場合は直ちにレーザーによって、裂孔を閉鎖する必要があります。また裂孔から網膜剥離にまで進んでいる場合には入院での手術が必要になります。飛蚊症があらわれたら、その原因はさまざまです。自己判断せず、必ず眼科で検査を受けてください。

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ドライアイ

近年特に、パソコンの普及やコンピュータ作業の長時間化、コンタクトレンズの装用者の増加などにともなって、ドライアイの患者さんは著しく増加しています。ドライアイの症状は目の乾燥感ばかりでなく、充血、痛み、目の不快感、あるいは目の疲れなどとして現れます。
初期治療は人工涙液の点眼が基本になりますが、人工涙液にもいくつかの種類があり、症状や重症度によって使い分けていますので医師にご相談ください。

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眼精疲労(疲れ目)

眼精疲労(疲れ目)は、さまざまな要因によって引き起こされます。眼精疲労は下に示したような、さまざまな要因が複合的に絡み合って発症しますので、これらのひとつひとつを詳細に検討し治療方針を決定していきます。

(1)

眼科的要因
不適切なメガネ度数・不適切なコンタクトレンズ度数、ドライアイ、斜視

(2)

労働環境の要因
長時間のOA作業、不適切なモニターの位置、 室内照明、休憩時間の不足、過度の集中、悪い姿勢

(3)

全身性・心因性要因
睡眠不足、生活習慣、ストレス、過労

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子どもの近視

近年では、20%から30%の小学生が近視だといわれています。 
子供の近視については、適切な時期に適切なめがねを使用することが、最も重要です。めがねをかけると、視力が落ちてしまうという不安を持っている方もおりますが、見えつらいままで生活する方が目に負担をかけてしまいます。

<小児のめがねを作成するにあたっての注意点> 
一般にメガネを作成する際は、機械で近視の度数を測定します。しかし、小児はピントをあわせる力が強いため機械測定では本来より強すぎる近視のデータが測定されてしまう可能性があります。そこで目の調節を一時的に麻痺させる目薬を使用してから検査を行う必要があります。本来の近視の度数を正確に測定することで、正しい眼鏡を処方することが可能になるために、小児には必須の検査といえます。この検査は点眼薬を使用するため眼鏡店などでは行うことはできません。
上記検査を施行した上で、最適な度数のめがね処方箋を発行いたします。

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花粉症

花粉症の眼症状に対しては、点眼薬(ヒスタミン拮抗薬とメディエーター遊離抑制薬)、点鼻薬、内服薬を使用します。さらに症状が強い場合は、ステロイド剤の点眼を用います。ステロイド点眼は非常に効果的ですが、副作用もありますので医師の指示に従って使用することが重要です。
特に漫然と長期にわたって使用しないようにしましょう。

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