便秘・おねしょ・アレルギー(スギ花粉・ダニ)でお困りの方へ
当院ではこれらに対する相談・治療を行っております。
治療は数か月から年単位に及ぶこともありますが、お子さんで気になる症状があれば一度受診をお勧めします。
【 便秘 】
対象の方
便秘でお困りのすべての年齢の方。ウンチが3日以上出ない、ウンチが固い・太い、排便時に痛がって泣く、排便時に出血してしまうなどを繰り返している場合。
なぜ治療が必要なの?
便秘がちのお子さんは、排便を我慢することによってさらに便秘が悪くなり、難治性となることがあります。
治療方法
生後半年以降では生活習慣の見直しや下剤の内服を行うことが多いです。
診察の流れ
はじめは診察を1〜2週間に1回行いながら生活習慣の見直し、整腸剤や下剤の内服を行います。多くの方は1〜2か月以内に便秘が改善してきますので、それ以降は1か月に1回程度受診してもらい、治療を継続しながら便秘がない状態を維持していきます。
【 おねしょ 】
対象の方
おねしょでお困りの主に小学生以上の方。お泊り行事がある方はなるべく早めにご相談ください。
なぜ治療が必要なの?
おねしょの対応は保護者の方にとって大きな負担になるだけではなく、お子さんの自尊心低下にもつながることが知られています。
治療方法
生活習慣の見直しを行い、薬の内服かおねしょアラームを使った治療を行います。
診察の流れ
当初は診察を1〜2週間に1回行いながら生活習慣の見直しを行い、同時並行で早朝尿の検査を行います。薬の内服治療になる場合は血液検査を行うこともあります。治療が順調の場合は1か月に1回程度受診してもらい、経過を追っていきます。
【 アレルギー(スギ花粉・ダニ) 】
対象の方
スギ花粉やダニが原因と思われる鼻炎・結膜炎などがある方で、症状がひどく、通常の抗アレルギー薬でも日常生活に支障のある5歳以上の方。
なぜ治療が必要なの?
花粉症やダニアレルギーに対する抗アレルギー薬は症状をやわらげる対症療法のため、効果に限界があります。つらい症状は生活の質の低下につながります。
治療方法
スギ花粉・ダニアレルギー用の薬を内服することでアレルギー反応を起こしづらくする舌下免疫療法を行います。
診察の流れ
血液検査を行いアレルギーがあることを確認します。少ない量の薬を院内で内服してアレルギー反応が出ないことを確認後、自宅で1週間内服します。その後は増量して数年間毎日内服します。1か月に1回、薬の処方のために受診をしていただきます。
そのほか
スギ花粉・ダニ両方の治療をする場合にはどちらか一方から始めます。スギ花粉については花粉症の時期を避けた6〜12月頃に開始※します。
※2024年4月現在、スギ花粉症の初期量の薬の取扱いがほとんどないため、スギ花粉の舌下免疫療法を開始することができません。
最後に・・・
いずれも治療を長めに行う必要があります。特におねしょとアレルギー(舌下免疫療法)については保護者の方はもちろん、お子さん本人の治したいという希望があるとうまくいくことが多いようです。保護者の方が納得でき、お子さんも無理せず続けられる方法を一緒に考えていきましょう。
相談は随時承りますので、診察時にお声がけいただくか、受診をお願いいたします。
両国キッズクリニックインフォメーション
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